クレジットカード現金化で逮捕されるのか?

街の中を歩いているとクレジットカードを現金化しませんか、という広告をよく見かけます。
インターネット上でもクレジットカード現金化業者の口コミや感想などをよく目にします。
これまで現金化したことのない人にとっては、カードの現金化は犯罪で逮捕されるのではないかと不安になることもあります。

クレジットカードを現金化する方法について

一般に言われているクレジットカード現金化とはクレジットカードのショッピング枠を現金に変えることです。
具体的には買い取り式で現金に換えます。
まず利用者のクレジットカードで業者が指定する商品を買います。
その後に業者に商品を中古品として売ることで現金を支払ってもらえます。
もう一つはキャッシュバック式の現金化の方法で、何かの商品を購入してから現金特典で返金という形で現金を振り込んでもらえます。

カードの現金化は法律に違反してはいない

クレジットカードの現金化について見てみると犯罪の匂いがしますが、明確には法律では裁けない微妙な行為なので、利用者が逮捕されることはありません。
ただしクレジットカード会社の利用規約に反する行為になるので、カード会社から何らかのペナルティが課せられるかもしれません。
例えばカードの債務を一度に返済するように迫られたり、カードが利用できなくなったり、退会させられる可能性もあります。
クレジットカードで決済した額の10%から20%は手数料として現金化業者に引かれるので、自分の手に入る現金は元値より少なくなってしまいます。
緊急に現金が必要な時には仕方ありませんが、頻繁に現金化業者を頼っていると、カードの中の負債が増えることになります。

現金化業者は逮捕されることもある

ネット上にも沢山の現金化業者の広告を目にします。
確かに優良業者も沢山いますが、残念なことに悪徳業者の数も増え続けています。
例えばある業者は政府の許可は受けていますと法律的に問題がないことをアピールしていましたが、認可を受けている事業は中古品として買取をする古物商の行為だけで、クレジットカードを現金化すること自体は許可されているわけではありません。
悪徳業者の中には手数料を高く取ったり、利用者がキャンセルをしたいと言っても応じずに恐喝まがいの電話を毎日かけたり、現金を振り込まないという業者もいます。
新聞の報道によると2012年以降複数の現金化業者が逮捕されているので、利用者である私たちにも注意が必要です。

トラブルに巻き込まれないようにする

これまでに現金化した利用者が逮捕されたという事例はありませんが、犯罪に巻き込まれる可能性があるので、取引をする前によく考えるようにしましょう。
現金化業者の口コミや利用者の感想などをよく見て、現金がきちんと振り込まれて、取引の途中でもキャンセルに応じてくれるような優良業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

ここまで見てきたようにクレジットカードの現金化は犯罪とは断定できないので、利用者が逮捕されたということはありませんが、限りなく法律で微妙な行為なので、リスクについても考えておく必要があります。
クレジットカードにはキャッシング枠も付いているので、緊急にお金が必要な時にはクレジットカードをATMに差し込んで現金を手にすることもできます。